【M&A成功事例】双方の企業価値の向上と信頼で結ばれた提携:株式会社アドバンス × 株式会社トライアンフコーポレーション

公開日:2018/4/11  |  最終更新日:2018/4/12

今回はM&Aの仲介をされた株式会社クラリスキャピタル代表取締役社長 牧野安与様に「M&Aの成功事例」のインタビューをさせて頂きました。


2017年6月の資本提携をきっかけに、M&Aや出店を繰り返して短期間で爆発的な成長を遂げた株式会社アドバンス。アパレル販売代行事業を中心に手掛けていたアドバンスですが、クラリスキャピタルの仲介によって、株式交換という形で株式会社トライアンフコーポレーションと資本提携しました。


ーまずは、株式会社トライアンフコーポレーション、株式会社アドバンスの代表者様の自己紹介をお願いします。


小澤様:

株式会社トライアンフコーポレーション代表取締役の小澤勝と申します。
私は大学在学中からIT業界でSEとして仕事をしておりました。そんな中機会があって弊社を設立しました。

株式会社トライアンフコーポレーション


香取様:

株式会社アドバンスの代表取締役を務めている、香取義一と申します。
私は20歳の時からアパレルの仕事を始め、23歳の時に独立をしました。2003年からは株式会社アドバンスとして事業展開をし、現在に至っています。

ーありがとうございます。株式会社トライアンフコーポレーションと株式会社アドバンス、それぞれの事業紹介をお願いします。

小澤様:

株式会社トライアンフコーポレーションは、持株会社の体制で経営をしています。自ら事業をすることはなく、事業子会社に対する投資と経営管理を行っています。
企業価値を高める目的でM&Aに取り組んでおり、資本業務提携を通じて、投資対象の会社の成長を促して、グループとしての企業価値を高めることを役割としています。


香取様:

株式会社アドバンスはアパレルに特化し、販売請負業から人材派遣というところまで、幅広い事業に取り組んでおります。現在は自社でブランド事業を展開したり、販売代行業務を行ったりしています。
例えば、販売代行業務では店長やスタッフを揃えて、アパレル店舗の運営を代行するような事業を行っています。

ー株式会社アドバンスの香取様にお聞きします。M&Aの売り手になることを決意した、きっかけや経緯をお聞かせ下さい。


香取様:

弊社は個人資本でビジネスを展開していたのですが、神戸の震災の後くらいから「アパレル業界の沈み方が大きくなった」と感じました。時代背景の影響もあり、アパレルの仕事が人気職から不人気職に変わってきた流れを感じ取り、人材確保にも課題を抱えていました

そういった理由から、個人で運営していくことに限界を感じていたのです。そこでサポートして頂ける方を探すために、株式会社クラリスキャピタルの牧野様に相談をし、今回の株式交換でのM&Aのご縁を提案して頂きました

-株式会社トライアンフコーポレーションの小澤様は、どういった経緯でM&Aを決意したのでしょうか?


小澤様:

例えば弊社には、上場会社としてのガバナンス体制や対外的な信用力、資金調達力がありますし、それに加えて持株会社として経理管理サービスも行っています。そうした弊社の特徴的な部分を活用して、成長して頂ける会社様との提携を望んでいました

香取社長は採用や経理といった、バックオフィス的な仕事も全てご自身でこなされていました。そこで、そうした間接業務を私どもが引き受けることによって、香取社長ご自身が業績を上げるための「直接的な仕事に専念できれば企業価値は上がるのではないか?」と考えました。

実際に香取社長のお話を伺ったところ、「育ててきた会社をより大きくするためのM&Aだ」というビジョンがはっきりと見えました。そのため、「弊社との相性が良い」と判断し、株式交換という形でM&Aすることを決意した次第です

ー株式交換によるM&Aとは、具体的にどういったものなのでしょうか?

小澤様:

株式交換によるM&Aとは、現金ではなく、株式による買収のことを指します。

今回のケースでは、株式会社アドバンスの株式を私どもが取得する代わりに、香取社長には株式会社トライアンフコーポレーションの株主になって頂きました。そうすることで、現金で買収して経営者は一線から離脱するイグジット型のM&Aとは違い、「グループ全体の企業価値の向上」が双方のメリットになるという、前向きな資本提携が可能になりました

ーありがとうございました。牧野様にお聞きしたいのですが、専門家の立場から見て、今回のM&Aはどのようなものでしたか?

牧野様:

一般的にM&Aでは事業承継を目的に行われるケースが多く、引き継ぎ期間が終わると元の経営者の方は事業に関わらなくなることが多い傾向にあります。しかし、今回は「株式交換」というスキームだったからこそ、オーナー社長様も残って一緒に経営をされる形になりました。

グループとして大きくなり、「同じ目標に向かって成長を目指す」という特徴があったように感じます

M&A専門家 株式会社クラリスキャピタル 牧野安与様の専門家インタビューはこちら

ーありがとうございました。では、小澤様・香取様のお二方にお聞きします。今回のM&Aを終えて、感想や今後のビジョンについてお聞かせください。


小澤様:

香取社長の仕事に対する動きが早く、ビジョンもはっきりとしていたため、私どもも非常に動きやすかったです。資本提携からわずか10ヶ月の間に、アドバンスは3つのブランド(編集部注:Last Virgin, Mogila, 東京古着)を買収して、新規に3店舗を出店するに至っています。

その結果、アドバンスの売上高は資本提携時点と比較して4倍くらいの成長になり、とても相性の良い提携だったと感じています。今後もM&Aによってアドバンスを更に成長をさせたいと考えています。


香取様:

M&Aをさせて頂く前は個人資本での経営だったので、戦略はありながらも実現できていない部分が多くありました。しかし、今回の資本提携を通じて、ブランドビジネスへの進出を皮切りに今まで描いてきた戦略が実現できています

今はビジョンの実現が一歩前に進んだというよりも、十歩先に一気に飛び越えたという感覚です。トライアンフグループには多くの事業がされていますが、今後はグループの中でも大きな存在となれるよう会社をより大きくすることを目標にしています。


ー最後にM&Aをご検討されている方へアドバイスやメッセージをお願いします。


小澤様:

M&Aで大切なポイントは、買い手様が不安要素を徹底的に排除し、「これでいける」と確信できるまで深掘りしていくこと。そして、売り手様はさまざまな情報をオープンにした上で交渉をしていくことだと思います。

契約関係だけでは縛れないことも多くあるように思いますので、お互いの信頼関係がM&Aでは重要だと考えています。香取社長はいかがですか?


香取様:

そうですね。

僕のようにM&Aの経験がないと分からないことが多いと思うので、まずは専門家に相談してみることをおすすめします。そうすることで、見えてくる視点も変わってくるように感じますし、「チャレンジをする」という点で前向きに検討できるように思います。

実は、企業規模が小さいという理由で仲介業者に断られたことがあります。でも、株式会社クラリスキャピタル様のように中小企業をサポートしてくれる会社もあるので、規模感にとらわれずとにかく相談することが前に進むきっかけになると感じます。


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